- 2020年7月2日
- 2021年6月1日
『屍人荘の殺人』は新・新本格派?なにがそんなに新しいの?
屍人荘の殺人という本を僕が知ったのは2017年の年末。中学の同級生との忘年会で「すげー新しいミステリー小説が出てきた!」とハードル上げ上げで紹介されたのが始まりでした。何がすげーのかを具体的には教えてくれなかったのだけれど、みるみるうちに『屍人荘の…
屍人荘の殺人という本を僕が知ったのは2017年の年末。中学の同級生との忘年会で「すげー新しいミステリー小説が出てきた!」とハードル上げ上げで紹介されたのが始まりでした。何がすげーのかを具体的には教えてくれなかったのだけれど、みるみるうちに『屍人荘の…
虎よ、虎よ!という本を購入したのは、もう10数年前の事。アニメにがっつりハマっていた僕は涼宮ハルヒの憂鬱の中に出てくるキャラクター、長門有希が選んだ100冊という中に入っていたので、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』という本を購入したのですが…
リヴァイアサンというポール・オースターの作品を手にとって、最初に思ったのはリヴァイアサンと言えば幻獣だよな?という事でした。龍みたいな形をした海の怪物がファイナルファンタジーというゲームの中で幻獣として出てきていたのでそれを思い浮かべたのです。本の表
97%の人を上手に操るヤバい心理術というロミオ・ロドリゲスJr.の本を読もうと思ったのは、以前に読んだメンタリストDaiGoの『人を操る禁断の文章術』という本を読んだ時にロミオ・ロドリゲスJr.のパクリと書かれているレビューを見て気になったからです…
偶然の音楽というタイトルを見て、あなたはどんな物語を思い浮かべるでしょうか。またこの本の表紙を見て、どのような内容を連想するでしょうか。ポール・オースターの7番目の小説であるこの作品を目にした時、その表紙のカッコ良さもあって、僕は期待に胸を膨らませ…
最後の物たちの国でというポール・オースターの5番目の小説を読みました。この小説はポール・オースターを有名作家にしたニューヨーク三部作と世間で一番読まれているムーンパレスのちょうど間に発表された作品です。ポール・オースターの代名詞とも言えるニューヨークを舞台にした作品ではなく、主人公も初めて女性である事、手紙形式の文章…
鍵のかかった部屋というと日本では嵐の大野くんが主演をつとめた貴志祐介原作のミステリードラマが最初に検索ヒットしますが、今回取り上げるのはそっちではなく1986年に出版されたポール・オースターのミステリーっぽくないミステリー小説の方。そう。鍵のかかっ…
幽霊たちはポール・オースターの3作品目ですが、前回から引き続き発表順に読んでみました。ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」にも選ばれたポール・オースターのニ…
シティ・オヴ・グラスというポール・オースターの小説をご存知でしょうか?彼の2作品目の小説であり、詩人として知られていたポール・オースターを人気小説家に変化させた作品の一つだと言われています。そのシティ・オヴ・グラスを読み終えた時、僕はこう叫びました。
孤独の発明は、僕が最近どハマリ中の作家、ポール・オースターの処女作という事で手にとりました。気に入った作家は作品発表順に全部読んでみたくなるからです。「孤独の発明だと!?なんと素晴らしいタイトルだ!」孤独について魅力的に綴った『ムーン・パレス』でポ…