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日本作家

  • 2020年7月2日
  • 2021年6月1日

『屍人荘の殺人』は新・新本格派?なにがそんなに新しいの?

屍人荘の殺人という本を僕が知ったのは2017年の年末。中学の同級生との忘年会で「すげー新しいミステリー小説が出てきた!」とハードル上げ上げで紹介されたのが始まりでした。何がすげーのかを具体的には教えてくれなかったのだけれど、みるみるうちに『屍人荘の…

  • 2019年10月2日
  • 2020年3月13日

『シティ・オヴ・グラス』はミステリーの形をした面白い別の

シティ・オヴ・グラスというポール・オースターの小説をご存知でしょうか?彼の2作品目の小説であり、詩人として知られていたポール・オースターを人気小説家に変化させた作品の一つだと言われています。そのシティ・オヴ・グラスを読み終えた時、僕はこう叫びました。

  • 2019年7月6日
  • 2020年3月11日

『ムーン・パレス』でポール・オースターをランキング入り!

ムーン・パレスというポール・オースターの小説を読み終えた時、自分の好きな作家ランキングがガタンと変わった気がした。なんて自分好みの小説なのだろう。なんて自分好みの書き方なのだろう。芥川龍之介、太宰治、谷崎潤一郎、村上春樹、伊坂幸太郎、森見登美彦、光原

  • 2019年6月17日
  • 2020年3月11日

『ルビンの壺が割れた』は宿野かほるという覆面作家の贅沢な

ルビンの壺が割れたという宿野かほるの小説は、自分の部屋に積み上げられた本の中から発見したものです。その表紙にはだまし絵で代表的なルビンの壺が描かれていました。ただ、俗に言う積読(つんどく)、積み本をしている人なら良くある事かもしれないけれど、一体ど…

  • 2019年6月14日
  • 2020年3月11日

『人を操る禁断の文章術』パクリ?メンタリストDaiGoの手法

人を操る禁断の文章術というメンタリストDaiGoの本がとあるブログで紹介されていました。そのブログではブロガーの人には絶対に紹介したくない本と書かれていたのです!そんな事言われるとブロガーの僕としては逆にどうしても中身が知りたくなるじゃないっすか…

  • 2018年10月19日
  • 2020年3月11日

『おとうさんがいっぱい』の内容がトラウマと聞いてMOTHER探した

おとうさんがいっぱいという本をご存知でしょうか?ジャンル的には児童文学になると思うんですが、友人に勧められて読んだ所、見事にトラウマになりそうです。そう。この本は怖い!!ファンタジーかと思って読んでたら、突然訪れる背筋が凍りそうなバッドエンド!しか…

  • 2018年5月6日
  • 2020年3月11日

『三月は深き紅の淵を』を読めば一冊は読みたい本が見つかる

三月は深き紅の淵をという小説。手にとって最初に思ったのは、今までの恩田陸の小説のタイトルの付け方の中で一番アクロバティックだな、と。文字でタイトルをじっと見つめ、目を閉じて口に出して言ってみる。するとどうにも「サンガツハフカキクレナイノフチヲ」とい…

  • 2018年4月26日
  • 2020年3月11日

『不安な童話』を読んで、恩田陸の手のひらでアシカになった

不安な童話は恩田陸の3作品目なのですが、3つ目ともなると「恩田陸とはこんな作家だ!」という大体のイメージが固まってくる頃だと思います。…が!まさか、こうまでも前作、前々作から作り上げられる作家イメージをぶっ壊してくるとは思いませんでした。ずっと漂う…

  • 2018年4月22日
  • 2020年3月11日

『球形の季節』を読むと恩田陸の作品をもっと読みたくなる!

球形の季節は恩田陸の2作目の作品。僕はこの二作目の作品というのを読むのが大好きです。…というのも、デビュー作は何かしらの確証を持ってデビューするわけで、高評価を得やすいですが、次の作品となるとどうしてもデビュー作と比較されやすい。同じような作品を連…